Watopia Hilly Routeを3周するレースを想定したレースシミュレーションワークアウト。
L6(無酸素域)バーストを繰り返すが、回復に充てられるのは短いレストとL3(テンポ走)だけというハードな内容。
Zwift Racing > Week 2 > 1. Watopia Hilly Forward
https://whatsonzwift.com/workouts/zwift-racing/week-2-1-watopia-hilly-forward
メニュー
- アップ
- 50→75% 7分
- 2セット×(110% 30秒 (110rpm)+55% 30秒 (85rpm))
- 55% 1分
- メインセット
- 1周目
- 150% 20秒
- 130% 10秒
- 55% 30秒
- 120% 2分30秒
- 80% 3分
- 120% 30秒
- 55% 1分
- 120% 30秒
- 85% 3分
- 120% 30秒
- 4セット×(110% 10秒+65% 10秒)
- 55% 1分
- 2周目
- 130% 10秒
- 85% 30秒
- 130% 10秒
- 55% 30秒
- 120% 2分30秒
- 80% 3分
- 120% 30秒
- 55% 1分
- 120% 30秒
- 85% 3分
- 120% 30秒
- 4セット×(110% 10秒+65% 10秒)
- 55% 1分
- 3周目
- 130% 10秒
- 85% 30秒
- 125% 2分
- 80% 3分
- 120% 30秒
- 55% 1分
- 120% 30秒
- 85% 3分
- 130% 32秒
- 4セット×(110% 10秒+65% 10秒)
- 100% 20秒
- 200% 20秒
- クールダウン
- 55→35% 5分
ワークアウトについて
レース中の踏み方をシミュレーションする実践的なワークアウト。
Watopia Hilly Routeを3周するレースを想定している。
Hilly Routeは以下のようなコースプロフィールで、
1km地点から始まるZwift KOM(0.9km 平均勾配5%)が一番の山場。
他にも短い上りが何箇所かあり、ここでキッチリと踏まないと集団から振り落とされてしまう。
したがってワークアウトの内容も、無酸素バーストを繰り返すというハードなもの。
特にZwift KOMに相当する2分半のL6プッシュは過酷で、限界付近まで追い込まれる。
登りきっても脚を休める機会は与えられず、L3(テンポ走)で集団走行しながら回復する必要がある。
全体的に、Over FTPとUnder FTPに2極化したパワープロフィールで、踏む場所はL6(無酸素域)、休める場所は短いレストとL3(テンポ走)。
3周目は集団の動きが活発になって1,2周目より強度が高く、レストが短くなる。
そして最後にはゴールスプリントが待ち受けている。
ワークアウト実走
ランプアップとペダリングドリルで体を暖めたあと、レーススタート。
スタートダッシュに相当するL6ダッシュでいきなり負荷が掛かる。
Zwift KOMの上りは2分半にわたり120%で踏み続ける。最後の方は心拍がレッドゾーンに届く。
これ以上はもう無理…というところでようやく終わるが、完全に脚を休めることは出来ず、L3で踏みながら回復しなければならない。そして30秒のダッシュ。
確かに、こういう展開はZwiftレースで毎回のように経験する。
前述したとおり、要所要所で無酸素ダッシュを要求される上、短い完全レストかL3で踏みながら回復のどちらかしか無く、体への負担が大きい。
各周回の最後の方にある
4セット×(110% 10秒+65% 10秒)
も、パワーの上下が激しくてストレスフル。
10秒-10秒と短いので、2秒前くらいから踏み始める・脚を緩めるとうまくターゲットパワーに合わせられた。
一番キツいのは、やはり2分半のL6走。脚も心拍もかなり追い込まれるし、ここで出し切ってしまうと次のL3区間を乗り切れない。
ペースアップが想定された3周目はL6走が2分だが指定パワーが5%高く、しかも直前のレストがない。
最後はスプリントで締める。200% 20秒という指定はクリアできるが、
仮にこれが実際のレースだった場合、全力スプリントを行う余力があるかどうか考えてみると、ちょっと自身がない…
真っ赤な高層ビルが立ち並ぶワークアウトグラフはメニューの過酷さを物語る。心拍数も常に一定以上で、まさにレース後のような疲労感だった。
関連情報
SARISサポートライダー活動について
2020年12月よりSARIS JAPANサポートライダーとなり、
インドアトレーニングやバーチャルライドを盛り上げる活動を行っています。
トレーニングにはSaris H3を使用しています。