2016年リオ五輪の女子ロードレース覇者 アンナ・ファンデルブレゲンの練習メニューをアレンジしたワークアウト。
メインセットは無酸素インターバルで構成される。ハードな無酸素運動で疲労した脚を短時間のレストで回復し、スプリントに備える能力を鍛える。
Athlete Inspired > Anna van der Breggen – Road Race
https://whatsonzwift.com/workouts/athlete-inspired/anna-van-der-breggen-road-race
メニュー
- アップ
- 50→80% 8分
- 50% 1分
- メインセット
- 3セット×
- 119% 2分
- 50% 1分
- 137% 1分
- 50% 1分
- 198% 15秒
- 65% 5分 ※セット間のみ
- 3セット×
- クールダウン
- 75→25% 5分
ワークアウトについて
ロードレースでは、アタックの応酬で逃げ集団が形成され、そこからさらにスプリント勝負になることも珍しくない。
こういった状況では、高強度の無酸素運動を、わずかなレストで繰り返す必要がある。
このワークアウトは、2016年リオ五輪の女子ロードレースで金メダルを獲得し、女子版ジロ「ジロ・デ・イタリア・フェミニール」で4回優勝したオランダ人選手、アンナ・ファンデルブレゲンの練習メニューをアレンジしたもの。
強度と継続時間が変わる無酸素プッシュを短いレストで繰り返すことで、短時間で回復する能力、不十分な回復でも高出力を発揮する能力を養う。
メインセットは
119% 2分+137% 1分+198% 15秒 (セット間にレスト 50% 1分)
最初はL6下限で2分間のエフォートで、2本目はより強度が上がるものの1分間、そして最後は15秒間のスプリント。
インターバル間には1分のレストがあるが、回復するには短い。ある程度息が落ち着いたら次のインターバルがやってくる。
スプリントが終わったら、L2 5分間のイージーセクション。脚を回してリフレッシュ。
合計3セットのインターバルに耐えきったら、クールダウンを行ってワークアウト終了となる。
無酸素インターバルといえば、もうちょっとエグいメニューもあるが、「Anna van der Breggen – Road Race」は強度が上がっていく点がポイント。常に余力を残しながら踏む感覚を掴んでほしい。
ワークアウト実走
さて実走。
セットは3本のL6インターバルで構成されるが、最初の2分プッシュが一番しんどい。
いくら低めの強度(L5~L6の境目)とはいえ、2分間も踏み続けるのは結構キツい。
これに耐えたら、きっと2つ目の山も乗り越えられる。
最後のスプリントは勢いでガーーーッと踏むだけなので、実質 2×L6という印象だった。
5分間のイージーセクションで回復できるので、追い込んだ感はある一方で意外と余裕も残っていた。
レースしてる人なら完遂できるんじゃなかろうか。
関連情報
SARISサポートライダー活動について
2020年12月よりSARIS JAPANサポートライダーとなり、
インドアトレーニングやバーチャルライドを盛り上げる活動を行っています。
トレーニングにはSaris H3を使用しています。