高いレベルの乳酸濃度を維持してインターバルを行い、乳酸耐性を高めるトレーニング。
ハイパワーなペダリングで乳酸濃度を高めたあと、短めのインターバルで乳酸の生成と分解を繰り返す。
負荷自体は低いものの、プッシュ90秒に対してレスト45秒と、回復に充てられる時間が少ないことが特徴のメニュー。
60-90 Minutes to Burn > Lactate Shuttle #1
https://whatsonzwift.com/workouts/60-90-minutes-to-burn/lactate-shuttle-1
メニュー
- アップ
- 50% 3分
- 60% 1分
- 65% 1分
- 81% 1分
- 106% 1分
- 50% 2分
- 85% 4分
- 50% 3分
- メインセット
- 110% 3分
- 50% 1分
- 6セット×(103% 1分30秒+65% 45秒)
- 50% 5分
- 110% 3分
- 50% 1分
- 6セット×(103% 1分30秒+65% 45秒)
- クールダウン
- 50% 5分
ワークアウトについて
Lactate Shuttle(乳酸シャトル)は、高い乳酸濃度を保ったまま短いインターバルを行うことで、乳酸の分解能力と乳酸耐性を高めるとともに、効率の良いペダリングを身につけるワークアウトだ。
Lactate Shuttle系メニューはZWIFT上にたくさんあるが、代表的なのはやはり、Lactate Shuttle Shortだ。
30分の短いワークアウトだが、1分-1分のインターバルを繰り返し、乳酸レベルを高く保ったままキッチリ追い込める。
本稿で扱うメニューでは、以下のブロックを2回繰り返す。
110% 3分+50% 1分+6セット×(103% 1分30秒+65% 45秒)
オーソドックスなLactate Shuttleに比べると
- やや強度が低い(L4)
- ワーク:レスト比率が2:1で、レストが短い
という特徴で、乳酸の生成ペースは穏やかだが、それを短時間のレストで処理しなければならない。
同種のメニューはたくさんあるが、まずは姉妹ワークアウトのLactate Shuttle #2
少しイージーなメニューとして、Lactate Shuttlingがある。
ワークアウト実走
メニュー内容を見て、さすがにヌルすぎると思って5%アップで挑戦。
全ての負荷が1.05倍され、メインセットは以下のようになる。
116% 3分+53% 1分+6セット×(108% 1分30秒+68% 45秒)
ウォーミングアップ後、まずVO2MAXパワー上限付近で3分走。ここで一気に心拍数が上がり、脚に疲労が溜まる。
1分の短いレストで息を整えたら、インターバル区間に突入。90秒-45秒を6セット。
90秒のダッシュに対して45秒のレストは不十分で、徐々に疲労が蓄積し、心拍数も上がっていく。
4セット目くらいで心が折れそうになるが、1ブロック目は若干の余裕をもってクリア。
5分のレストで脚を回復させてから、同じ内容をもう一度。
内容は一緒だが、すでに疲労が溜まった状態で始める2ブロック目のほうがよりキツい。
早期に心拍数170を超え、3セット目からは全く余裕が無い。
最後のセットはオールアウト寸前、本当にギリギリで完遂した。もう1本あったら無理だったと思う。
COREでワークアウト中の深部体温を測ってみたところ、最高39.5度まで上昇していた。
39度を超えるとパフォーマンスが露骨に落ち、しんどいだけで(暑熱順化以外の)トレーニング効果が望めない。
やはり夏場のローラーは厳しいな…
関連情報
SARISサポートライダー活動について
2020年12月よりSARIS JAPANサポートライダーとなり、
インドアトレーニングやバーチャルライドを盛り上げる活動を行っています。
トレーニングにはSaris H3を使用しています。