L5~L6の短いハードプッシュとLT走の維持を組み合わせたワークアウト。30分強のメニューだが、疲労した状態でFTPに近いパワーを維持することで、レース中の難しい局面で、セレクションがかかった集団のペースに対応する能力を養う。
Le Col – Training with Legends > Kristin Armstrong > Race Ready
https://whatsonzwift.com/workouts/le-col-training-with-legends/kristin-armstrong-race-ready
メニュー
- アップ
- 35→55% 3分
- メインセット
- 150% 30秒+55% 30秒+95% 4分
- 55% 1分30秒
- 115% 1分+55% 30秒+95% 4分
- 55% 1分30秒
- 150% 30秒+55% 30秒+95% 4分
- 55% 1分30秒
- 115% 1分+55% 30秒+95% 4分
- クールダウン
- 55→35% 3分
ワークアウトについて
メインセットでは、30秒~1分の短いハードプッシュ+4分間のLT走を4回行う。
1,3セット目は
150% L6 30秒+55% 30秒+95% L4 4分
2,4セット目は
115% L5 1分+55% 30秒+95% L4 4分
という構成。プッシュでは心拍数が急上昇し、足には乳酸が蓄積する。わずか30秒のレストでこれを回復するのは難しいため、続くLT走にて、FTPに近い強度でペダリングしながら回復する能力が求められる。
セット間のレストも1分半しかないため、とにかく回復力が重要だ。
普段のトレーニングではSSTとバーストを組み合わせた「Vault」という20分メニューをよくやるが、「Race Ready」はVaultの強度を上げた代わりに、短時間のレストが挿入されたというイメージだ。
ワークアウト実走
しばらく休息&実走中心にしていたため、1ヶ月ぶりのZwift。今回は強度108%で挑戦した。
アップが3分と短いため、体が暖まりきっていない状態でメインセットに突入。いきなりの無酸素インターバルで心臓がびっくりする。
あっという間の30秒レストを挟み、4分間のLT走に続く。
残り時間を意識すると心が折れるので、長いヒルクライムのときのように、ペダリングだけに集中して心を無にして耐える。
2セット目以降は身体が負荷に慣れるものの、少しずつ心拍数が上がっていく。
3~4セット目になると流石に嫌になってくるが、なんとか集中力を切らさず完遂した。
なお、交互に行った150% 30秒と115% 1分のインターバルについては、それほど負荷の差を感じなかった。
30分少々で終わるメニューなので、トレーニング時間があまり取れない時に(適度に強度を上げて)取り組むと良いかもしれない。
関連情報
SARISサポートライダー活動について
2020年12月よりSARIS JAPANサポートライダーとなり、
インドアトレーニングやバーチャルライドを盛り上げる活動を行っています。
トレーニングにはSaris H3を使用しています。