プロトンから飛び出して、逃げを打つシミュレーションを行うメニュー。無酸素域で集団を振り切り、テンポ~SSTの強度で巡航する。
オールアウトするような強烈な負荷はかからないが、ペダリング、呼吸、心拍のコントロールが重要となるワークアウト。
Zwift Academy 2018 > Semi-Finals > 2. Capacity into Sweet Spot
https://whatsonzwift.com/workouts/zwift-academy-2018/semi-finals-2-capacity-into-sweet-spot
メニュー
- アップ
- 45→75% 5分
- 50% 1分
- 81% 1分
- 50% 1分
- 95% 1分
- 50% 1分
- 109% 1分
- 50% 1分
- 2セット×(150% L6 10秒+50% 50秒)
- 50% 2分
- メインセット
- 2セット×(125% L6 1分+65% 1分)
- 76→89% 5分
- 2セット×(125% L6 1分+65% 1分)
- 89→76% 5分
- 2セット×(125% L6 1分+65% 1分)
- 76→89% 5分
- 2セット×(125% L6 1分+65% 1分)
- 89→76% 5分
- クールダウン
- 50% 3分
- 75→50% 5分
ワークアウトについて
冒頭の通り、レースにおいて集団から飛び出し、逃げを打つ動きを想定したメニュー。
メインセットでは
2セット×(125% L6 1分+65% 1分)+テンポ L3 5分
を4回繰り返す。
5分のテンポ走は76→89%のランプアップと、89→76%のランプダウンを交互に行う。
このメニューはMMPの限界を叩くような強烈な負荷はかからないが、テンポ走直後にインターバルに突入するため余裕がない。
1本目のL6 1分は勢いで行けるが、2回目は少し辛い。
1分のインターバルでは解糖系が働き乳酸が生成されるので、1分間のレスト(L2強度だが…)と続くテンポで踏みながら乳酸を分解し、脚を回復させなければならない。
ある程度踏んでいる状態からアタックがかかる展開はレースあるあるなので、テンポ走からダッシュをかける練習としても有用。
テンポ走では脚を無駄に使わないよう、スムーズで省エネなペダリングが求められる。
なお、ウォーミングアップは入念に行われ、十分なレストを設けつつ、L3→L4→L5→L6と負荷を上げつつ刺激を入れる。
クールダウンも長く、3分のレスト後に5分のランプダウンがある。
ワークアウト実走
強度2%アップで挑戦。ウォーミングアップではL6強度まで踏み込むものの、時間が短いので心拍数はそこまで上がらない。
メインセット1本目のインターバルでぐいっと心拍数が上がる。心肺機能に一気に負荷が掛かるが、ここを乗り切れば2本目から少し楽になる。
メインセットでは、メリハリの効いたインターバルより、ジワジワと踏むテンポ走のほうがキツく感じた。
テンポ走はランプアップとランプダウンを交互に行うが、インターバル直前に脚を休められるランプダウンのほうが体感では楽。
3本目の1分インターバルを終えたら完遂したようなもの。あとはランプダウンのテンポ走をこなし、かったるいクールダウンを流したら終了。
完遂難易度は易しい部類だが、蒸し暑い夜のローラートレーニングは暑さとの戦いだった。扇風機とエアコンを全開にしても汗が流れ続け、1時間のワークアウトで満タンのボトルが空になった。
関連情報
SARISサポートライダー活動について
2020年12月よりSARIS JAPANサポートライダーとなり、
インドアトレーニングやバーチャルライドを盛り上げる活動を行っています。
トレーニングにはSaris H3を使用しています。