すくみずログ 2023年の振り返りと人気記事ベスト5

2023年も残すところわずか。この節目に、自転車への取り組みと、ウェブサイト運営、YouTube活動を振り返る。

2021年の振り返りはこちら。2022年は筆不精になり書いていない…

2023年の振り返り

最新鋭ディスクロード Cannondale SuperSix EVO Hi-MODを購入

今年のベストバイ記事でも触れたが、2023年最大のトピックはロードバイク購入だろう。
Cannondale SuperSix EVO Hi-MODで、ロードバイクに対する認識が大きくアップデートされた。

ディスクブレーキ、エアロフレーム、12s セミワイヤレスのアルテグラDi2、カーボンホイールにワイドなチューブレスタイヤと、最新スペックてんこ盛りの1台。
決して安くない費用を支払ったが「フィジカルが高いレベルにあるうちに、速いバイクに乗っておくべきだ」と、購入に踏み切ったのは間違っていなかった

本当はもう1ランク下のStandard-MODを買うつもりだったのに、

  • 1週間ほど借りたHi-MOD試乗車の走りに感動したこと
  • Standard-MODの在庫が無く、入荷の見通しも立たなかったこと

で、定価105万円のHi-MODになったのは想定外だったが…

最新鋭のレースバイクは、加速性能も、高速域での伸びも、コーナリングも体験したことのないレベルで、目玉が飛び出るほどの速さだった。

目玉が飛び出るほどの価格に見合った性能だ

SSEVO導入で、夏場はロードバイクに乗る機会がぐっと増え、平日の練習に加えて、週末も長めの距離を走るようになった。
パナレーサーのアンバサダーを務める上でも、最新のワイドタイヤレビューに大活躍したし、購入前の試乗レビュー動画をきっかけに、YouTubeチャンネルも大きく成長。

このバイクは、「乗る立場」「発信する立場」の両面で、非常に大きな影響をもたらした

なお、13年間にわたって血と汗をたっぷり吸い込み、走行距離5万kmを突破したLynskeyのチタンロードは、現在ローラー用として活躍している。チタンは滅びぬ

レース・イベント参加

今年はCJシリーズ(MTB)に参戦せず。そのかわり、夏場はオフシーズンのライドを存分に楽しんだ。秋から春にかけては例年通り、ほぼ毎週シクロクロスレースだ。

グラベル

今年の夏もグラベルを満喫した。自走で行ける範囲にいくつもグラベルがある恵まれた環境(田舎)に感謝だ。

イベントもいくつか参加した。
北海道のグラベルを走るニセコグラベルは、の両方に参加

毎年プレイベント的に開催される5月のスプリングライドはあいにくの雨だったが、9月のオータムライドは好天に恵まれた。

2022年は運営に荒削りな印象を受けた(コースがハードで、最後の方はほぼ修行だった…)が、今年はコースデザインやエイドのホスピタリティも大幅にブラッシュアップ。万人に勧められる魅力的なイベントに育った。
ルート設定やエイド配置に「非の打ち所がない」と感じた2023年のコースを超えるのは並大抵ではないと思うが、次回開催が楽しみだ。

日本グラベル選手権

9月には、広島県 テクニックステージタカタで開催された日本グラベル選手権に参加。日本~といっても、草レースだ。

前日入りして、観光(聖地巡礼)したり、現地の「お好み焼き」を食べたりと、旅行を満喫。

レース当日は、スケジュールが大幅に遅れて暑い時間帯のスタートになった。
炎天下の砂利道を2時間40分、ひたすらに過酷なレースを走り切って優勝。終盤は、レースと言うよりお互い励まし合いながら走っているかのようだった。

関西シクロクロス

2023年の1月にはワイルドネイチャープラザでシクロクロスの全日本選手権。

出場資格を満たせなかったため男子エリートは走れなかったが、シングルスピードクラスに出場。コッシーとの接戦を制して2度めのタイトルを獲得した。

3月の阿波CXを最後に、半年ほどのオフシーズン。10月下旬からは2023-24シーズンが始まった。

今年は好調で、関西CXではシーズン前半を終えた段階で総合ランキング首位をキープしている。

来年1月、宇都宮で開催される全日本選手権にも、2年ぶりに男子エリートで参加する。
東北CXわたりJCXでJCFポイントを大量獲得したためスタート位置も前の方で、好成績が期待できそうだ。

YouTubeチャンネル

すくみずログ YouTubeチャンネルは開設から3年経った。

撮影から編集まで、時間がかかるのは相変わらずだが、初期の頃と比べると、精神的にだいぶラクになった。
ある程度の再生数があると努力が報われるし、2021年に収益化して以降、少ないながら収益が入るのは励みになる。

シクロクロスシーズン中は、試走動画とレースレポート動画を毎週公開しているが、
狭い界隈でそれなりに顔が知れたのか、よく声を掛けてもらえるようになった。

今年は新しいチャレンジとして、バイクの実走レビューを始めた。

SuperSix EVOの試乗車を貸してもらった際の動画が好評だったことが契機となり、ロードバイク3台とグラベルバイク1台を実走レビューした。

こういう実走レビューは昔からやりたかった。YouTube活動をコツコツ続ける中で、願いがひとつ叶った形だ。

チョイ乗りインプレではなく、数100km以上本格的に乗り込んでレビューするスタイルなうえ、編集負荷も大きい。そのため頻繁な新作公開は難しい。1本のレビュー動画に掛かる時間は、収録に2~3時間、編集にざっと10時間
他にも、プロットを作ったり、メーカーの資料を調べたり、裏を取ったり、説明用の画像を用意したり…かなりの時間とエネルギーが必要だ。
それでも、少なくとも日本の試乗レビューの中では、情報が充実していて、説得力のある内容になってるんじゃないかと自負している。

以上のような事情でCXレースシーズンはとても手が回らないのだが、春からはまたレビューしていきたい。

一連のバイクレビュー動画は、チャンネルを育てる上でも強い追い風になった。
ロードバイクの人気はMTBやグラベル、シクロクロスと比べるて桁違い。ハイエンドのエアロロードは注目度が高く、SuperSix EVOとマドンのレビューは再生数が跳ね上がり、チャンネル登録も増えた。

今年始めには2500人だったチャンネル登録者数は12月下旬に4500人を突破。4月頃には5000人に到達しそうだ。

YouTuberを名乗るなら、1万人くらいは目指したいよなぁ…

2023年の人気記事ベスト5

2023年中の累計アクセス数順に、人気記事を紹介する。
なお、過去に取り上げた記事は除外している。

①ロードバイクで落車

最も人気があったのは落車記事。劣化した「自然石樹脂舗装」の浮き砂を踏んで見事にスリップダウン。全身を擦りむいた。

転んでもただでは起きない(物理)…と書いたら、アクセスが跳ね上がった。
落車ネタ、毎年やってもいいな、と思えるほどで、妙にテンションが上がったことを記憶している。

せっかくなので、全身の擦過傷にいろんな湿潤療法を試して比較してみた。以下の記事もぜひご覧いただきたい。

②Garmin Forerunner 965

ランキング2位に入ったのは、AMOLED(有機EL)搭載のガーミンウォッチ Forerunner 965のレビュー。

ランニング・マルチスポーツ向け製品ではフラッグシップに当たる本品。ライフログ管理、高精度GPS、パワーメーター連携など、目玉機能がほぼ全て搭載されている。
高精細で美しいAMOLEDはバッテリーライフの短さを補って余りあるほどの魅力で、機能面で同等のfenix 7SForerunner 955も買ったものの、2023年12月現在はこれをメインで使用している。
今後、液晶ディスプレイ採用のガーミンウォッチは積極的に選ばないだろうな…と思っている。

バッテリーライフが短いといっても、フル充電、画面常時表示で1週間は持つ。実際は週に2回、風呂に入っている間にでも充電しておけば安定してバッテリー残量50%以上をキープできる、

③ロードバイクのタイヤ空気圧設定

④Garmin fenix 7S Sapphire Dual Power Ti

ガーミンのGPSスマートウォッチ fenix 7Sのレビュー。

過酷なアウトドア用途を想定し、長時間のバッテリー駆動時間、高精度GPSやソーラー充電といった機能はもちろん、MIL規格[MIL-STD-810]準拠の「衝撃落下」「高温/冷凍」「防水」「腐食」試験をクリアした堅牢なボディが特徴。

購入した上位モデル「Sapphire Dual Power Ti」は、サファイアガラス風防、チタン製のベゼルと裏蓋を搭載し、タフさと軽さを兼ね備えている。

ガーミンウォッチはサイクリスト以外にも、マラソンランナーやトライアスリートも対象になるせいか、関連記事含めてアクセス数が多かった。

⑤アジリストライト+中華TPUチューブで軽量化

中華製の激安TPUチューブ「RideNow」が一部で盛り上がったので、試してみた話。
Panaracer Agilest Light 25cと組み合わせることで、タイヤ+チューブで200gという超軽量を実現した。

取り付けの注意点や、空気圧設定のポイントにも触れている。

2024年に向けて

YouTubeの比重が高まり、ウェブサイトのほうにはあまり手をかけられなかった2023年。
シクロクロスシーズンが始まってからは、レースレポートZWIFTワークアウト解説くらいしか更新できていない。

とはいえ、全てひとりで回しているため、YouTubeとウェブサイトの両方に十分なリソースをつぎ込むのは難しいし、自転車に乗る時間も必要だ(笑)
個人の趣味なので、あまり気負わずマイペースにやっていくつもりだが、お付き合いいただければ嬉しく思います。

来年もよろしくお願いします。